「広告費」以外は全部有利です。
以下に特化型歯科と一般歯科の比較を表にしました。
何に特化するかによって変わりますが、
私が以前参加したセミナー講師の例「義歯の即日仕上げ専門」で開業をしたとします。
一般歯科は基本保険治療メイン。即日仕上げ義歯は自費で1床20万~。
売上目標額が同じであったとしましょう。
比較項目 | 一般歯科 | 特化歯科 義歯即仕上 |
---|---|---|
顧客単価 | 安い | 高い |
患者数 | 多く要る | 少なくてOK |
ユニット数 | 多く要る | 少なくて良い |
スタッフ数 | 多く要る | 少なくて良い |
基本セット | 多く要る | 少なくて良い |
待合室席数 | 多く要る | 少なくて良い |
駐車場 | 多く要る | 少なくて良い |
消毒掃除 | 多く要る | 少なくて良い |
治療機器 | 多く要る | 少なくて良い |
営業時間 | 多く要る | 少なくて良い |
近所開業 | 恐怖 | 怖くない |
商圏 | 狭い | 広い |
利益率 | 低い | 高い |
感染リスク | 高い | 低い |
クレーム数 | 多い | 少ない |
広告費 | 低い | 高い |
「感染リスク」や、「クレーム数」のMAX値は、患者数とスタッフ数以上になることはありません。
自費だとトラブルが深刻と考えがちですが、クレームの多くは、利益率の低い保険治療から生まれるように感じます。私見ですが。自費でのんびり診療だと、トラブルを起こすのは難しいかと。私見ですが
一般歯科よりも負担になるのは、広告費くらいです。
今は、ネット社会で、SNS社会ですから、ニッチな需要にもアプローチが容易で、個人でも有効な広告がありますから、とてもありがたい時代です。
SNSを上手に駆使すると、広告費も抑えられるのかもしれません。
「単価」と「需要」を重視し厳選
何に特化するかが重要なポイントにはなりますが、「単価」と「需要」を重視して厳選すれば、特化型歯科は圧倒的に安全な経営ができます。
日本は、人口減少にも、高齢化にも抗えません。
人口対歯科医師数は増える一方です。
先生、まだ真っ向勝負し続けますか?
何に特化するか考えてみませんか?
ウリが無い医院は、本当に辛いです。
ウリがある医院は、本当に楽です。